望まない妊娠をされた方をサポートします 人工妊娠中絶について | かわぐちレディースクリニック 川口市北部(さいたま市、蕨市、戸田市近郊)

望まない妊娠をされた方をサポートします 人工妊娠中絶について

妊娠検査薬で陽性が出た、もしかしたら妊娠しているかもしれない。
これは妊娠を望んでいない方にとっては、非常に大きなお悩みとなります。しかし、一人で悩めば悩むほど辛くなりますし、時間が経つほど、身体への負担も大きくなっていきます。

当クリニックでは、一人一人の悩みに丁寧にご相談をお受けします。男性の医師に話しにくいときは女性の医師もおります。
どのようにするのがご本人にとって最善なのか、一緒に考えていきましょう。
中絶手術を決断した場合には、心身に配慮した処置と術前術後のケア、今後の避妊方法のアドバイスを行います。

中絶手術の可能性を少しでも考えられている方、決断はしているがどこで行えばいいのか迷っている方は、一人で抱え込まずににご相談ください。

麻酔について

かわぐちレディースクリニックでは、麻酔科標榜医が常駐し、麻酔を行います。
安心、安全な麻酔を心がけ、手術中は全身状態を確認しながら痛みと眠りをコントロールしていきます。

妊娠初期(〜11週6日)

子宮内容除去術

uterine content removal

妊娠初期の場合は子宮内容除去術を行います。この手術が可能な期間は、妊娠11週6日までです。

妊娠中期(12週0日〜21週6日)

人工妊娠中絶

artificial abortion

妊娠12週を越えた場合は人工妊娠中絶を行います。22週を超えた場合は人工妊娠中絶を行うことはできません。

妊娠初期(〜11週6日)

子宮内容除去術

uterine content removal

子宮内容除去術にはソウハ法、吸引法がありますが、当院では吸引法で手術を行っています。吸引法は、ストローの様な器具を子宮内に入れて子宮の中身を吸い出す方法で、合併症が少なく、他手術方法にくらべて子宮内膜に傷がつきにくく侵襲が少ないので、術後の痛みが少ないと言われています。
手術可能な期間は妊娠11週6日までと決められていますので、手術前に正確な妊娠週数を把握する必要があります。
妊娠12週を越えてしまった場合は、妊娠中期の人工妊娠中絶を行います。

初回診察、手術当日、術後検査の流れ

初回診察、手術当日、術後検査の流れについて詳しくご説明します。不明な点はお尋ねください。

子宮内容除去術 初回診察

初回診察の流れ

  1. 保険証、お薬手帳をご持参の上、ご来院ください。
  2. 尿検査、超音波検査を行い、妊娠の状態を診察します。
  3. 手術日を決定し、当日の流れ、手術同意書、費用の説明を行います。充分に説明させていただきますので、ご心配な点がありましたらお尋ねください。
  4. 最後に血液検査をして、初回の診察は終了です。
子宮内容除去術 手術当日

手術当日の流れ

  1. 手術当日は、食べ物・水分を摂らずにご来院ください。
    胃の内容物の逆流による誤飲を防ぐためのものです。何らかのお薬を常飲されている方は初回診察時に医師にご相談ください。
  2. 手術同意書に不備が無いか確認します。不備があると手術を行うことができません。
  3. 子宮口を徐々に広げるための処置をします。(術前処置)
    10年以内に経膣分娩をしている方はこの処置は必要ありません。
  4. 待機室で手術着に着替えていただき、脱水予防のため点滴を開始します。
    手術開始まで安静にしていてください。
  5. 処置の直前にトイレを済ませていただき、手術室に移動します。
  6. 血圧測定や酸素飽和度をチェックするモニターと、呼吸管理のマスクを装着します。
  7. 点滴で麻酔薬を投与します。麻酔がしっかり効いたことを確認します。
  8. 吸引法で子宮内容除去術を行います。麻酔で眠っている間に手術は終了します。
  9. 手術後は、ゆっくりとお休みいただきます。数時間で歩行が可能になります。
  10. 麻酔からしっかり覚めた事を確認し、手術後の注意点をご説明します。
    内服薬をお渡しし、術後検査のご予約をしていただき、ご帰宅となります。
子宮内容除去術 術後検査

術後検査の流れ

  1. 手術日から約2週間後に、術後検査を受けていただきます。
    診察券、お薬手帳をご持参の上、ご来院ください。
  2. 子宮の回復状態と妊娠反応の低下を確認します。
    術後検査は、妊娠反応が消えるまで2週間毎に行います。ほとんどの方が1〜2回、長くても3回で終了します。
    3回目の術後検査でも妊娠反応が消えなければ、追加の処置をします。

子宮内容除去術の費用

手術費用

料金は、妊娠週数で変化します。
妊娠週数は、産婦人科ガイドライン通りの方法で算定します。
子宮内容除去術は自由診療にあたるため、保険証は使えません。全額自己負担になります。

〜妊娠7週6日 140,000
妊娠8週0日〜9週6日 170,000
妊娠10週0日〜10週6日 200,000
妊娠11週0日〜妊娠11週6日 240,000

妊娠12週以降は中期中絶になります
母体保護法第14条によるもののみ

必要時加算費用

特別な感染対策 33,000
土日指定料金 33,000
予約料*1
予約変更料*2
5,500

*1 手術を予約した際にお預かりします。
*2 手術1週間以内の自己都合による予約の変更、もしくは書類不備などにより手術を行えずに手術日の変更を行った場合に徴収させていただきます。

検査費用

術前検査セット
  • 血型、感染症HB、HC、HIV、梅毒検査
  • 超音波検査
20,000
術後検査
  • 尿中HCG
  • 超音波検査
10,000

妊娠中期(12週0日〜21週6日)

人工妊娠中絶

rtificial abortion

妊娠週数が進むと子宮内容除去術を行うことが難しくなり、妊娠12週を越えると、いわゆる出産と同じような処置をします。
3〜5日程度の入院日数が必要になり、ある程度成長した児が出てきますので、死産届、火葬などの手続きも発生します。
また、妊娠中期になると、児が体外に出たとしても胎盤が子宮内に残りやすく、残った胎盤を取り出す手術(子宮内容除去術)が必要になることがあります。

初回診察、入院・処置、退院後健診の流れ

初回診察、入院・処置、退院後健診の流れについて詳しくご説明します。不明な点はお尋ねください。

人工妊娠中絶 初回診察

初回診察の流れ

  1. 保険証、お薬手帳をご持参の上、ご来院ください。
  2. 超音波検査を行い、妊娠の状態を診察します。
  3. 入院日・手術日を決定し、当日の流れ、手術同意書、費用の説明を行います。充分に説明させていただきますので、ご心配な点がありましたらお尋ねください。
  4. 最後に血液検査をして、初回の診察は終了です。
人工妊娠中絶 入院・処置

入院・処置の流れ

  1. 入院当日は、子宮口を徐々に広げるための処置をします。
    妊娠が初めての場合は2日間継続して処置をすることがあります。この処置は1日に1~2回行います。
  2. 入院から2〜3日目、子宮口の状態により陣痛誘発剤を使用します。どのタイミングで陣痛が来るかは個人差がありますが、当日分娩になる方が9割ほどです。
    誘発剤の反応が弱い方は、翌日に再度同じ処置を行います。この処置は分娩に至るまで繰り返します。
  3. 人工妊娠中絶を行います。
    術後、胎盤が子宮内に残っていたら、子宮内容除去術を行う必要があります。
  4. 死産届を提出し、火葬を行います。火葬には、専門業者に任せる方法、立ち会いをする方法があります。
  5. 母乳を止める薬と産後薬(子宮収縮剤、抗生剤)を処方して、翌日には退院になります。
    処置後1ヶ月間は感染のリスクが高い状態ですので、お風呂は湯舟にはつからず、シャワーだけにしてください。また、性行為もしないでください。
人工妊娠中絶 退院後健診

退院後健診

退院から1ヶ月後に、健診を受けていただきます。
診察券、お薬手帳をご持参の上、ご来院ください。
問題が無ければ終了になります。

人工妊娠中絶の費用

処置費用

料金は、妊娠週数で変化します。
妊娠週数は、産婦人科ガイドライン通りの方法で算定します。
人工妊娠中絶は自由診療にあたるため、保険証は使えません。全額自己負担になります。

妊娠12週~15週まで 660,000
妊娠16週~21週まで 825,000

母体保護法第14条によるもの

入院費用

入院 1日につき 19,800

+お食事代 1,000 円 / 1食

必要時加算費用

子宮内容除去術 88,000
頸管拡張 1回につき 11,000
特別な感染対策 33,000
土日指定料金 33,000

検査費用

術前検査セット
  • 診察料
  • 血型、感染症HB、HC、HIV、梅毒検査
  • 超音波検査
20,000
術後検査
  • 再診料
  • 尿中HCG
  • 超音波検査
10,000

出産育児一時金制度

健康保険に加入されている方は、妊娠4ヶ月(85日)以上の出産(生産、死産、早産、中絶)について、給付金を受け取れる場合があります。申請手続きは保健により異なりますので、それぞれの窓口にお問い合わせください。

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